【行動経済学】「味を知ってる焼きそば」と「鍋の残りで作ったラーメン」

【行動経済学】「味を知ってる焼きそば」と「鍋の残りで作ったラーメン」

2020年1月24日 オフ 投稿者: inogabu
【行動経済学】「味を知ってる焼きそば」と「鍋の残りで作ったラーメン」

きのう何食べた?どうして食べたいと思ったの?

毎日欠かせない食事の時間。今日は何を食べるか。「味を知っている焼きそば」か「鍋の残り汁で作ったラーメン」か?

誰もが考えたことがある選択肢。好きな方を食べればいいと思うかもしれないが、未知の味があるからこそ、選択しようがない。

恐らくあなたが選ぶのは、味を知っている焼きそばだろう。それは、人間が保守的な生き物だからだ。

身近な現状維持バイアス

行動経済学において、現状維持バイアスと言う言葉がある。人はプロスペクト理論のもと最大限に損失を避けようとする心理のことである。ここで言う損失とは環境の変化とも読み取れる。要は、人は冒険をしない生き物であることが伺える。

だから私は「味を知っている焼きそば」を選んだのか。ちょっと期待値で考えてみるか~。

期待値から考える

食事をするからには、美味しい物を食べたいのが常である。「美味しい(100%)」「美味しくない(0%)」を定義して、今回の食事を期待値計算すると以下になる。

焼きそば × 100% = 確実に美味しい

鍋ラーメン × 50% = 分からない

食べ慣れた焼きそばは、間違いなく美味しいことを知っているので期待値が100%になる。しかし、食べたことがない鍋ラーメンは、判断しようがないので半分の50%とした。求められた計算を言い替えると以下になる。

100%確実に美味しい焼きそば

50%の確率で美味しい鍋ラーメン

私じゃ無くても、この結果なら誰もが美味しい焼きそばを選ぶだろう。では、ラーメンに入れると美味しくなる魚粉出汁(+α)を入れるとどう数値が変わるだろうか?

焼きそば × 100% = 確実に美味しい

鍋ラーメン × 50%+α = 分からない < 確実に美味しい

味は確実に美味しいに近づくことになった。要は、判断しようのあるものが加わると、その道の味を試したくなる率が高まることを示している。

そう考えると、上野アメ横のあのお菓子屋さんも理にかなった商売だったんだな。

まとめ

  • 味を知っている料理を選んでしまう理由は、現状維持バイアスによる保守的な考えから。
  • 選ばなかった方に知っている味を加えると、もしかしたら選んでしまうかもしれない。
  • ラーメンに魚粉出汁は、アメ横に通ずる何かがある。
  • 魚粉さいこー!